お米を研ぐときに最初に入れる水は良いものにするべし、というのは本当なのか気になったので検証してみました。
以下、その詳細です。
おコメは水をどのくらい吸うのか
よく「お米を研ぐときは最初だけでも美味しいお水を使った方が良い」とか「最初に入れた水は研がずにすぐに捨てた方がよい」という話を聞きます。
お米は最初に入れたお水をたくさん吸うからというのがその理由らしいです。
個人的にはいくら水を吸うといってもそんなのたかが知れてるだろう・・・ と、いまのいままで気にせず生きてきたのですが、最近お米をカップでなく重さを計って炊くようになったら、この話がとても気になり始めました。
重さで計って炊くので、生米のときと研ぎ終わったお米の重さを毎回計るのですが、これが見事に違うのです。
研ぐ前よりも重さが1割以上増えていて、ちょっと「たかが」とは言えない量です。
確かにこれだけの水を吸うとなると、いくら炊くときのお水に気を配ったとしても台無しになる気がします。
ということで、先の「お米を研ぐときは・・・ 」説の真偽を検証してみることにしました。
おコメはいつ水を吸うのか 最初 or 毎回
検証方法はシンプルに
- ボールの中にザルをいれる
- ザルの中に生米400gを入れる
- 生米がひたひたになるまで水を注ぐ
- 研がずにそのまま水を切る
- 生米の重さを計る
- 通常の研ぎ(水交換を含む)を3回する
- 生米の重さを計る
こんな感じです。
1回目の研ぎ(水洗い?)の後と何回か研ぎを繰り返した後の最終的な重さを比較してみることで、生米は最初の水をどれだけ吸うのかを確認できるはずです。
結果、400gの生米は、
- 最初の水交換のあとは約450g、
- 研ぎを繰り返したあとも約450g
になりました。
生米は最初に水を吸うのです。しかも、研がずに水を切るという浸水時間がほぼない状況でです。
このことから最初に入れるのは美味しい水にした方が良い説は正しいと考えられます。それに吸水は短時間(研がない)で行われるので、最初の水は研がずにすぐに捨てろ説も正しいことになります。
まとめ
うーん。知らなんだ。。。
今度からは炊くときのお水だけでなく、最初にいれるお水の質にも気を配ることにします。そして、最初のお水は研がずに即捨てる。
むしろ「最初のお水は生米に吸わせるためのもの」と考えても良いよう気もします。
学んだ。
というか、生米の吸水力って半端ないな。
水没した携帯電話を生米の中に入れると復活するという話を聞いたことがあるけど、この話もあながち嘘ではないのかも知れないですね。
今度、電子機器が水没するようなことがあれば試してみようかな。
以上、お米を研ぐときのお水の話でした。
では、また ^ ^