蜜蝋の簡単な落とし方

セイヨウミツバチの自然巣

近頃、蜜蝋ラップを作るのが流行っているみたいですが、きっと作ったあとに道具についた蜜蝋が落ちなくて途方に暮れている人がいるのではと思います。

固まった蜜蝋はただ洗っただけでは落ちないですからね。

せっかくミツバチに興味をもってくれたのに、そのせいで「もう二度とやらないっ!」と思われたりしたら嫌なので、養蜂家目線で蜜蝋の簡単な落とし方を紹介しようと思います。

道具についた蜜蝋を落とす方法

まずはきっと困っている人が一番多いであろう使った道具についた蜜蝋、これを落とす方法から紹介します。

蜜蝋を溶かすときに使ったボウルやビーカーなどの容器、かき混ぜるのに使ったスプーンやスパチュラなどに付いて固まってしまった蜜蝋を落とす方法です。

これらについた蜜蝋を落とすのは簡単です。

    • 大きめのお鍋でお湯を沸かして蜜蝋がこびりついた道具類を鍋にぶちこむ。
    • で、蜜蝋が溶けたら取り出して熱々のうちに布で拭く。

これだけ。

ポイントは取り出してすぐに拭くってところです。

お湯につけて溶けた蜜蝋は水面に油膜みたいに広がります。そうなると引き上げるときにどうやってもついてしまいますよね。なので、それを拭き取ってやろうというはなしです。

お湯から引き上げたら拭く。

これ知らないとハマりますので覚えておくべしです。

溶けたのがついてまた溶かしてついて・・・ 何回やってもきれいになりませんからね(笑)

あと、この作業をするときは耐熱のゴム手袋があったほうが良いです。

道具類が熱くなっているのプラス取り出したときにお湯が手に伝ってきてめっちゃ熱いですからね。

取り出す方の手だけでもしておいた方が良いと思います。

 

基本的にはこの「お湯につける方法」で良いと思うのですが、場合によってはこの方法が使えないこともあります。

道具が大きくてお鍋に入らなかったり、そもそも大きなお鍋がない。もしくはお料理のお鍋とは一緒にしたくないという場合もありますからね。

そんなときはどうすればよいかというと、オキシ漬けにしてしまうのが良いと思います。

主婦に人気のオキシ漬けですね。

お洗濯やキッチングッズの消毒に使う酸素系の漂白剤をお湯に溶かして道具を漬け込むだけです。

別に正規品でなくても過炭酸ナトリウムならなんでも良いです。

適当な大きさの容器を探してきて、溶液を作って道具類をぶちこみましょう。

しばらく漬け込んだあと、溶液の中で軽く擦るときれいに落ちます。

漬け込むのは、丸1日くらいですかね。

丸一日おいてみて取れそうなら良し、いまいちなら延長みたいな感じで。

温度が高いほうが効果が高いように感じるので、落ちが悪いときはお湯の温度を高くしてみたりお湯が冷めにくくなる工夫をしてやると良いと思います。(参考:蜜蝋(みつろう)やプロポリスを簡単に落とす方法

鍋で沸かしたお湯を使う方法とオキシ漬け。

基本、道具類についた蜜蝋はどちらかの方法で解決できると思います。

試してみてください。

床で固まった蜜蝋の取り方

次に床やテーブル、コンロやシンクなどについた蜜蝋を落とす方法を紹介します。

基本、蜜蝋ラップや蜜蝋クリームを作るぐらいではそんなに汚れないと思いますが、作業をしているうちにポタポタと溶けた蜜蝋が下に落ちることくらいはありますからね。

落ちた蜜蝋は即座に固まり、布巾で拭いても落ちません。

これをどう落とすかという話です。

基本、道具のときと同じように溶かして拭き取るのが一番良いです。

なんらかの方法で熱を加え、蜜蝋が溶けた隙にさっと拭き取るだけです。熱を加える方法としてはトーチバーナーで炙るのが手っ取り早いのですが、ご家庭ではそうそう使えませんよね(笑)

なので、熱々の蒸しタオルを被せるとかドライヤーの温風をあてるとかすれば良いと思います。

可能なら熱湯をかけるのが一番楽です。

シンクについた蜜蝋を落とすとかなら熱湯をつかうのがベストだと思います。

なんにせよ、蜜蝋のついたところに熱を加わえればよいだけなので、各自、各場所で都合のよい方法を考えていただければと良いと思います。

 

他に道具を使って蜜蝋を削り取るという方法もありますが、これは大元部分に傷をつけてしまうので、あまりお勧めはできません。

フローリングとかお気に入りのテーブルに傷がついたらいやですもんね。

だから、なるべくなら熱を加える方法を考えて、そちらで頑張る方が良いと思います。

もし、傷がついてもいいから削りたいんだという場合は、地面にこびりついたガムを剥がしたりシールを剥がしたりするのに使う「スクレーパー」という道具を使うとやりやすいです。

ホームセンターや百均で買えますので探してみてください。

 

以上、養蜂家が教える蜜蝋の落とし方でした。

この話が蜜蝋まみれの道具を前に途方に暮れている人のお役に立ち、少しでも世の中の蜜蝋ばなれをなくすことにつながればと思います。

では、また^ ^