ハチミツの味に違いがでるのはなぜか

巣板の上のセイヨウミツバチ 養蜂

今回はハチミツの味や香りに違いが生まれる理由を説明します。

ハチミツの味や香りがちがうわけ

ハチミツを売ってるとよく

「〇〇さん(近所の養蜂家さん)のところで買ったハチミツと味が違うのはなぜ?」

と聞かれることがあります。

シンプルに

「巣箱を置いてる場所が違うからです。」

と説明するのですが、一般の人にはあんまりピンとこない話のようです。

ハチミツというのは基本、産地によって味も香りも違うものです。

産地といっても国、県や市といった大きなレベルでなく、なんちゃら町内会といったもっと小さなレベルで変わるものなのです。

ミツバチの活動範囲はどのくらいか

なぜ町内会レベルの違いでハチミツの味や香りが変わるものなのかというと、ハチミツはミツバチが巣のまわりで咲いている花から蜜をあつめて作るものだからです。

ミツバチの行動範囲は大体2〜4kmくらいと言われています

巣からの半径でです。

巣を中心にした半径2〜4kmぐらいの円形のエリアを想像してくれればいいと思います。

ミツバチはそのエリア内で蜜やら花粉やらを集めてきます。

で、それを使ってハチミツをつくると。

だから、巣箱を置く場所がちがければ必然的に異なるハチミツになります。

ミツバチが訪れる場所が変わりますからね。


じゃあ、2kmとか4kmっていったいどのくらいの距離感なんだって話になるのですが、だいたい30分から1時間くらい歩いた距離になります。

人の歩くスピードはだいたい時速4kmと言われてますから。

・・・

よくわからないですよね(笑)

きっとお散歩が趣味の人以外、いまどき30分も徒歩で移動することなんてないですから。

東京ドーム何個分の広さと同じくらい意味わかんない表現です。

ということで、お散歩が趣味じゃない人でもわかりやすいイメージにすると半径2km〜4kmのエリアというのは

ピザ屋さんの配達エリアと同じくらい

です。

ドミ○ピザとかピ○ーラみたいな宅配ピザ屋さんは、あったかいピザをお届けするために2〜3kmの範囲内で商売するものみたいです。

原付で時速30km、5分走ったら2.5kmになります。

30分でピザを焼いて届けると考えたら、たしかにそのくらいのエリアじゃないと厳しいですからね。

納得です。

まあ、ウー○ーイーツとかも同じような配達エリアなのでしょうが、やっぱりハチミツといえばピザでしょ。

ピザ屋さんでイメージした方がオツってもんです。

ということで

「ミツバチの活動範囲 = ピザ屋さんの配達エリア」

と思ってください。

で、ピザ屋さんの配達エリアというのは、だいたい「〇〇町内」だとか「〇〇町何丁目と何丁目まで配達可」みたいになっていると思います。

町内会と似たような範囲ですよね。

そのくらいの距離感だと、生えている植物、植生に微妙な差が生まれることが想像できると思います。

あっちの町内にはでっかいユリノキがある公園があるけどこっちの公園にはない。

こっちの町内には桜並木があるけどあっちには2、3本しかない。

でも、かわりに菜の花の花壇があるぞ・・・

みたいな感じです。

同じ時期でも咲いている花が違っていたり、同じ花が咲いててもその比率が異なっていたりします。

そうなると当然、そこで集められる花の蜜はちがうものになりますから、そこからつくられるハチミツも違ったものになります。

かくしてハチミツは町内会レベルの違いで味や香りが異なることになるのです。

活動範囲はどうやって調べるられるのか

ちなみに、どうしてミツバチの活動範囲がわかるのかというと、ミツバチのダンスを調べることでわかるもんだと思っていただければよいかと。

ミツバチのダンス、いわゆる8の字ダンスというやつですが、ミツバチはこのダンスを使って仲間とコミニュケーションをとります。

蜜のある場所、花粉のある場所を仲間と共有するのです。

ざっくりいうとお尻をふりながら歩いてる向きが餌場の方向を示し、歩いている長さ(時間)が距離を表しています。

なので、踊ってるミツバチをかたっぱしから調べて集計してやれば彼らの活動範囲がわかるというわけです。

ハチミツのもう一つの楽しみ方

このように、ハチミツは町内会レベルの産地の違いで味が異なる超ローカルな食べ物です。

なので、日々の消費用にスーパーで買ってくるだけでなく、どこかにいったときに旅の思い出としてお土産に買ってくることをお勧めします。

常温保存できますしね。

なんなら年によっても味が変わるものなので、お気に入りの養蜂家さんをみつけて去年のやつ今年のやつと集めてみるのもまた一興です。

そうなってくるともう旅の思い出じゃなく旅の目的になっちゃうかもしれませんけど。

そうだ京都へ行こう、〇〇さんとこのハチミツを買いに・・・とか(笑)

腐るもんじゃないですし、個人的にはそんなのもありだと思っているのですがいかがでしょう。

まとめ

ここまでの話をまとめると

  • ハチミツは産地によって味や香りがことなるもの
  • なぜならミツバチが蜜を集めるエリアは半径2〜4kmくらいだから
  • ゆえにハチミツはローカルフードとして楽しむべし

こんな感じになります。

以上、ハチミツの味に違いがあるのはなぜかという話でした。

では、また ^ ^

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