雄蜂のお役目

二匹の雄蜂(ドローン)

今回はミツバチのオスについて書きたいと思います。

ミツバチのオスは働かないと言われていますが、じゃあ彼らは普段何をしているのかという話です。

働かないなら暇だろ、巣箱でゴロゴロしているに違いないと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

オスもそれなりに忙しくしています。

「働かない=やることがない」と言うわけではないからです。

雄蜂にだってちゃんとやることがあって、そのために毎日薄暗くなるまで外を飛び回っているのです。

知ってました?

働かないといわれるミツバチのオスも家に引きこもっているわけではないんですよ。

ちゃんと外出して、自分たちのすべきことをして帰ってくるのです。

じゃあ、そのすべきことって何か、いったい外で何をしているのかというと、それは「婚活(こんかつ)」です。

ミツバチのオスは婚活するために毎日いそいそ出掛けていくのです。

雄蜂だって暇じゃない

ミツバチのオス、彼らは交尾のためだけに存在しています。

役割 = 交尾です。

それ以上でもそれ以下でもありません。

のみです。

だから、彼らは蜜集めや育児などのいわゆる労働というものを一切しません。

働かないのです。

かといって、日がな一日、巣箱の中でゴロゴロしているかと言うと、そういうわけでもありません。

なぜなら、ミツバチの交尾は外で行われるからです。

お相手探し、いわゆる婚活(こんかつ)をするためには外出しないといけないのです。

なので、雄蜂たちは毎日外出します。

朝10時くらいになると、ブーンブーンと働き蜂とは異なるカナブンばりの大きな羽音をたてて巣箱から飛び出していきます。

で、日中いっぱい婚活をして、薄暗くなる頃に帰宅します。

働かないといってもお家でゴロゴロしているわけではなく、毎日、ちゃんとやることやっているのです。

えらいでしょ雄バチ ^ ^

英語では「Drone(ドローン)」と呼ばれ、怠け者の代名詞にすらなっているミツバチのオスですが、本当は怠け者ではないんです。

自らが所属する群れの遺伝子を残すために日々頑張っているんですよ。

まあ、無職なのは事実なんですけどね。

ミツバチのオスという生き方

この婚活ですが、彼らにはちゃんと「行く場所」があります。

お相手を探してそこらをプラプラと飛び回るのではなく、ちゃんとみんなが集合する場所があるのです。

ひときわ高い木だとか、とんがった建物のてっぺんだとか、突き出した岩だとかそういうところに、方々の巣から雄バチが集まるのです。

もちろん雄蜂だけでなく交尾のお相手である「新しく生まれた女王蜂」もそこを目指して飛んできます。

で、飛んできた女王蜂をみんなで追いかけ回して交尾するというのが、ミツバチの交尾の流れです。

ちなみにミツバチの場合、交尾したオスはその場で死んでしまいます。

サケのオスのように最後に力尽きて・・・ とかではなく、行為の瞬間に爆死です。

交尾するとオスの生殖器がまるっと千切れるのです。

生き物としての本懐を遂げられるので良いのかもしれませんが、想像するとちょっと・・・ ねえ。

怖っ。

話を戻すと、ミツバチの世界には交尾のための集合場所、人の世でいえば結婚相手を探している男女が集まる婚活パーティのような場所が存在し、雄蜂は毎日そこに通っているのです。

朝、家をでて婚活パーティーの会場に向かい、夕方までパーティ会場で女の子(女王蜂)の尻を追っかけ回して帰宅。

帰宅後、姉妹たち(働きバチ)が作ってくれたご飯を食べ、今日はうまくいかなかったけど明日はいい人に会えるといいな・・・ と思いつつ就寝。

人っぽくいうと雄蜂の日々の生活はこんな感じです。

姉と妹に養ってもらいながら毎日女の子の尻を追っかけ回す無職の男子。

・・・ 。

擬人化するとなかなかのダメっぷりですね(笑)

まあ何にせよ、世間で思われているほどミツバチのオスは暇ではなく、ちゃんとお役目があってそこそこアクティブな生活をしているという話です。

以上、雄蜂のお役目の話でした。

では、また ^ ^


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