公園のコスモスにミツバチが来ていました。
養蜂家としてうんちくを語れるようにコスモスについてざっくり調べてまとめておきます。
コスモスの蜜源価値
手元の本にはコスモスは蜜源と花粉源になると書かれています。しかもグッド評価です。
実際にミツバチが来ていたし間違いないですね。
コスモスはキク科なのでヒマワリやセイタカアワダチソウの仲間になります。他にもタンポポ、センダングサ、ベニバナ、アザミなどキク科には蜜源植物として評価の高いものが多いです。
やっぱりミツバチはキク科が好きなのです。(関連記事:ミツバチが好きな花には特徴がある)
キク科の仲間にざっと目を通していて気になったのが、アーティチョークの存在。
アーティチョークはお野菜のイメージがあったのですが、和名はチョウセンアザミといい実は巨大なアザミなのです。
アザミはもちろん評価グッドの蜜源植物。
あのサイズで咲くアザミです。そりゃあミツバチ大喜びだろう。
覚えておきます。
コスモスの種類
他に興味を引いたのはコスモスは1つではないということです。
コスモスというと、アスパラみたいな細かい葉っぱにピンクや紫系のひらっとした花が着くいわゆる普通のコスモスのイメージしかなかったのですが、他にもあるのです。
いわゆる普通のコスモスはオオハルシャギクというもので、ほかにキバナコスモスとチョコレートコスモスというのがあります。
キバナコスモスは黄色やオレンジ、チョコレートコスモスは茶色っぽい花をつけるのですが、これらは品種の違いというわけではなく根本的に違うものみたいです。
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- 普通のコスモス 属:コスモス属 種:オオハルシャギク
- キバナコスモス 属:コスモス属 種:キバナコスモス
- チョコレートコスモス 属:コスモス属 種:チョコレートコスモス
同属別種というやつで、キバナコスモスといわゆる普通のコスモス(オオハルシャギク)とは交配不可できないのです。
でも、キバナコスモスとチョコレートコスモスとは交配可とのこと。
小難しいことはわからないのですが、きっとミツバチで言うところのセイヨウミツバチとニホンミツバチ (トウヨウミツバチ)の違いみたいな話なのでしょう。
似ているけど交雑しない。
覚えておきます。
ちなみにウインターコスモスというのもありますが、これはコスモスではないです。
属が全然違います。ウインターコスモスはコスモス属ではなくセンダングサ属、センダングサの仲間なのです。
これも覚えておきます。
まとめ
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- コスモスはグッド評価の蜜源植物
- キク科でヒマワリやセイタカの仲間
- アーティチョークは巨大なアザミ
- コスモスは3種類ある
- ウインターコスモスはセンダングサの仲間