干しネギを自作して九条ネギを栽培してみました

冬の九条ネギ  九条ネギ

今回は家庭菜園のことを書きます。

干しネギのことです。

以前、九条ネギの育て方 干しネギ栽培を知る で書いたのですが、もしかして干しネギ栽培をうまいことできれば、九条ネギを育苗なしで無限に栽培し続けられるのでは・・・ と思い、2019シーズンは前年の秋に定植したネギを使って自分で干しネギをつくってみました。

以下、その記録です。

干しネギを自分で作る

今回、干しネギづくりに使ったのは畑に残っていたネギで、2018年の秋に苗を定植して秋から冬にかけて収穫する目的で育てていたものです。

春までに収穫しきれず畑に放置してあったもの、途中でコンパニオンプランツとしてキュウリやらトマトやらの株元に植えかえたものなどをかき集め、梅雨明け(7/29)に畑から掘り上げて干してみました。

干したといっても、干すスペースがなかったのでタマネギの袋(網袋)にいれて西日の当たるキッチンの窓辺にぶら下げておいただけです。

干している間は何もお世話をしていません。

泥もつけたままで、重なっていても御構い無しの完全な放置です。

で、およそ1ヶ月間そのままにして、夏の終わり(9/2)に表面がカサカサになったところで畑に持ち込んで植えつけしました。

干したネギは植えつけする直前に、根っこを短く刈り込んで全体の長さを切りそろえています。

ちなみに枯れた葉柄は剥がさずにそのままです。

植えつけは、畑に転がっていたスチール支柱の切れ端を使って穴を掘り(突き刺しただけ)、切り詰めたネギを放り込んで行きました。

植え穴の深さは適当です。

でも、葉っぱ側の切り口が土に埋まってしまうと育たないような気がしたので、そこだけは気を使い、苗をつまみながら土をかけて深植えになりすぎないように調整しました。

カッサカッサに乾いた質感で短く切りそろえられた自作の干しネギくんたちは、生命感ゼロ。

等間隔にならべて植えられた様は、どうみても地面に白い棒がたくさん突き刺さっているだけにしか見えません。

ホントにこれで育つんかいな・・・ という感じでした。

そして、植えつけ後の水やり(潅水)は無し。

というか、そのあとも一切水をあげてません。

自然の恵み(雨水)のみで育てました。

干しネギにしないものとの違い

九条ネギ 比較

そんな感じで全体にかなり適当な作業でだったのですが、しばらくしたらカッサカサの中から緑のとんがりが顔を出し、気づいたら立派なネギになってました。

向かって左が干しネギで育てたもの、右が春先にタネをまいて干しネギにせずにそのまま畑においておいたものです。

干しネギで育てもののほうが明らかに太く、葉もとても柔らかくなりました。

干しネギにしなかったものは触るとパリッとした感じがしますが、干しネギにしたものはクニャッとした感じです。

自作の干しネギ成功です ^ ^

 

というか、すごいな九条ネギ・・・ 、植えたときは完全に生命感ゼロだったんですけどね。

ただの白い棒っきれから完全に生まれ変わりました。

このように畑に残っていたネギでもお手軽に干しネギが作れるものだとなると、育苗なしで無限にネギ栽培を続けるという野望がかなり現実味を帯びてきます。

あとはこれで育ったネギがもう一度干しネギになれるのか・・・ そこを押さえておきたいところです。

なので、今回作ったネギたちは第一世代としてなるべく収穫せずに畑で増殖させていくことにしました。

こんな風に春からすでに来年の春にむけて準備をするというのは、なんだか養蜂みたいだなと思う今日この頃です。

*養蜂家は春になると来年の春に活躍してもらうミツバチの群れを作ります。ミツバチは春が一番元気なので、このタイミングで群れを小分けにして所有する群数を増やしておくのです。

以上、九条ネギの干しネギ栽培 干しネギを自分で作ってみた でした。

では、また ^ ^

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