この記事は家庭菜園で栽培した大麦を家庭用の精米機で精麦してみたときのことを紹介します。
家庭菜園で大麦を栽培してみたはいいが、いざ収穫したら「精麦しないと食べられない」という事実を知って途方にくれている人がいると思います。
さらに「家庭用の精米機で精麦できないかな?」と考えている人もいると思います。
どちらも過去の私です(笑)
そんな悩みを解決すべく、実際にうちにある家庭用の精米機で大麦が精麦できるものか試してみました。
同じように家庭菜園で大麦を栽培し、収穫したはいいけど精麦の仕方、方法を模索している人の参考になればと思います。
家庭菜園で作った大麦を精麦する
初夏に収穫した大麦。
収穫したあと「乾燥させる」という名目で玄関先に放置してそのままになっていました。
面倒なんですよね大麦の脱穀。
殻をはずすためにモミモミするのですが、トゲトゲが刺さるし散らかるしで、やりたくない作業ナンバーワンです。
でも、いい加減に片付けないといけないので、簡単な方法がないかとネットで調べていたら、精米機に大麦を穂ごとぶち込んでいるワイルドな人がいました。
これなら楽チンそうです。
家庭用の精米機で大麦を精麦ができないものか・・・ とも考えていたので、併せて試してみる事にしました。
こちら収穫間際の5月24日の大麦くんです。
黄金色に輝いて綺麗ですね。
このあと6月に入ってから収穫したので4ヶ月くらい乾燥(放置?)させた事になります。
ちなみに品種は「春雷(シュンライ)」で六条大麦です。
収穫した後に4ヶ月乾燥させた大麦くんがこちらです。
収穫するときに「穂(ほ)」だけを切り取って収穫しているので、こんな感じになっています。
カサカサに乾いているので手で揉むと簡単に穂から外れる状況です。
でも、トゲトゲが手に刺さって痛いです。
大麦の精麦を家庭用の精米機でやってみた
とりあえず穂ごと精米機に入れてみました。
家庭用の小さい精米機なのであまり量が入りません。一回につき一握りくらいです。
ちなみに精米機は「匠味米 RC52」というもので、5合まで精米できます。
精米機のモードは一番弱いと思われる「1合の2分づき」にしてみました。
理由は怖いから。
穂のままだとカサはあるけど実質部分はスカスカです。
モーターが空回りしているような状態になりそうで怖かったのです。
なので、まずは最弱モードで大麦の穂を崩すのとトゲトゲを外すだけにしました。
結果、うまくいきました ^ ^
でも、スタート直後、羽の回り始めは空回りした感じでガクガクして怪しかったです。
空回りのせいで精米機が壊れると困るので、先に手でざっくり崩してから入れる事にしました。
これならもう少し入れられる量が増えて空回り感が減ると考えたからです。
まあ、トゲトゲが手に刺さって痛いですが仕方がありません。
結果として、この作戦はうまくいきました ^ ^
それに楽チン以外にも精米機を使うことで得られるメリットを発見しました。
精米機を回すと大麦の本体以外、トゲトゲ達は粉々になって精米機の米ぬか入れの方に分別されるのです。
本来なら風を利用してゴミを飛ばしたりするのですが、それをしなくて良くなりました。
ちなみにこの時点での精米機のモードは「1合の2分づき」です。
空回りしない程度の量、軽く崩した大麦の実をふた握りくらいずつ精米機に入れて地味にこの作業を繰り返しました。
ざっくり綺麗になったので、実を「1合の白米モード」にかけてみました。
結構食べられそうな感じです。
でも、まだタネっぽい質感が残っていますね。
それに、ゴミも少し残っています。
穂の軸の部分は硬いので、崩されずに残ってしまうようです。
さらに3回ほど精米機にかけて精麦してみました。
全体に白っぽくなって、ところどころに白い部分が見えるようになりました。
タネっぽい質感は消えて、食べ物っぽく見えます。
試しに生で一粒かじってみたら、溝の中に皮が残っているだけでした。
そのくらいは仕方がないので、試しにこれを食べてみようと思います。
実際に食べてみたときの記事>>> 家庭用の精米機で精麦した大麦(おおむぎ)を食べてみた
以上、家庭用の精米機で大麦を精麦してみたときの話でした。
では、また ^ ^
学んだこと
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- 家庭用の精米機でも大麦を脱穀・精麦できる。
- でも、精米機にはある程度崩してから入れたほうが良い。
- また、メリットとして精米機を使うとゴミも取れる
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