この記事はスピニングリールを分解したときに使った道具や手順、注意すべきポイントを紹介します。
先日、釣りに行ったとき子どもが愛用しているスピニングリールのハンドルが回らなくなりました。
もともと釣具屋さんの店先にぶら下がっているコンパクトロッドとスピニングリールがセットになった「初心者セット」の一部です。
ちなみに野島公園でハゼ釣りをしてきましたで海タナゴを釣ったときに糸がまけなくなったのとは別の話です。
あれは単に糸がよれて可動部に噛んでしまっただけでしたから。
おそらく水洗いしたあと外に干しておいたことを忘れて、しばらく雨ざらしになっていたのが原因だと思います。
子どもの愛用品でもあるし、状況的に部品がなくなったわけではなさそうなので捨てるのはしのびない・・・ ということで、完全に分解してパーツを一つずつ機械油で磨いてあげることにしました。
すると、見事に復活。
子どもは元に戻った愛用品をうれしそうにシャリシャリ回しています ^ ^
今回、各々のパーツはネジで止まっているだけだったので、分解も組み立てもあまり困ることはありませんでした。
でも、何か所かハマったポイントがありましたので、次回のために備忘録をのこしておくことにします。
ビギナーセットについてくるリールなんてどれも同じような仕組みだと思うので、同じようにビギナーセットのスピニングリールのハンドルが回らないで困っている人の参考になればと思います。
ハンドルが回らなくなったスピニングリールの分解に使った道具と簡単な手順
完全分解に使った道具は以下のものです。
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- 工具
- 小さいプラスドライバー
- メガネレンチ
- ラジオペンチ
- パーツを磨く
- ボロ切れ
- CRC的な機械油
- ホワイトグリース
- 工具
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そして、分解する工程をざっくりいうと次のような感じです。
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- スプールを外す
- ハンドルを外す
- ボディカバーを外す
- スプールの中を通るシャフトとギアを外す
- 逆転しなくなるスイッチを外す
- スプールの台座を外す
- スプールの台座からベイルを外す
- ベアリングパーツを外す
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こんな感じで分解した後に、すべてのパーツを機械油できれいに洗ってグリースをつけて元どおりに組み直しました。
以下、分解と組み立ての際に注意すべき点を記しておきます。
スピニングリールを分解するときに注意すべきポイント
なんにせよ1番のポイントは分解の工程を写真に撮っておくことだと思います。
バラしているときは「大丈夫」と思っていても、いざ組み立てるときになると忘れているものだからです。
パーツをはずすたびに写真に収めるのが理想ですが、めんどくさいので大きなパーツを一つ外すごとに全体がうつる写真を撮っておくだけでも良いと思います。
それだけでも、パーツをはめる順番や角度などがわかるし、拡大すれば細かい部品の位置もわかるからです。
今回の分解でもだいぶ助けられましたし、こうやって写真入りの備忘録をのこすこともできますからね。
では、今回ハマったポイントを写真入りで解説していきます。
ちなみにこのスピニングリールはビギナーセットについてきたものなのでメーカーは良くわかりません(笑)
一応、スプールにはCOLOR SPINⅡと書かれていました。
ポイント1 ボディカバーは引っ掛けるようにして穴を合わせる
ボディカバーを外した後の写真です。
パーツの配置を記録するために撮影しました。
オレンジ色の輪っかのパーツの中にハンドルのシャフトが通ります。
単に上に乗っかっているだけなので、ボディカバーをはめるときに引っ掛けるようにして穴の位置を合わせます。
ポイント2 バネ材は小さい穴に挿し、手前にくるようにする
ベイルの取り付け部には針金できたバネ材が入っていました。
バネ材があるおかげでベイルを起こしたときに自動で戻るようです。
このバネ材の取り付けが一番の難関でした。
リール本体にもベイルのパーツにも小さな穴が開いているので、バネ材の両端を小さな穴に挿してからはめ込みます。
もう一つこの工程で注意すべき点がありました。
ストッパーらしきパーツとの位置関係です。
動き的にベイルを起こしたときにハンドルを回らなくするパーツだと思うのですが、手前がバネ材でその奥がストッパーになるようにします。
ポイント3 ギアパーツのポッチをシャフト受けパーツの溝に合わせる
スプールの中を通るシャフトとギアを連結させるパーツです。裏側に溝があるのでギアパーツのポッチがはまるようにセットします。
ポイント4 シャフトの断面に注意する
スプールの中を通るシャフトの断面はかまぼこ型になっています。
ポイント3に出てきたパーツにある穴の向きを参考にしてシャフトを挿し込みます。
ポイント4 逆ネジのナット
スプールの台座を留めているナットが逆ネジでした。
回し方が普通のネジと逆です。
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- 普通のネジ → 時計回りで閉まる
- 逆ネジ → 時計回りで緩む
注意すべきポイントはこんな感じです。
なんにせよ「分解過程を写真を撮っておく」のが一番大事だと思います。あとは「逆ネジの存在」です。
そもそも逆ネジというものが存在すること自体を知らない人っていますよね。
知らないと間違いなくハマります。
だって、どうやったって回らないですからね(笑)
回転系の部品をはずすときにネジがあまりにも硬かったら、逆ネジの可能性を疑いましょう。
ちなみに逆ネジが使われるものとしては、自転車のペダル、草刈機の刃をとめるネジなんかがあります。
覚えておくといつか役にたつかもしれません。
以上、スピニングリールを分解したときにつかった道具や手順、注意すべきポイントでした。
では、また ^ ^
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