よく見かけるけど名前を知らない花があったので調べてみました。
ランタナというみたいです。
養蜂家としてうんちくを語れるように、ランタナの特徴と蜜源価値など調べたことをまとめておきます。
世界の侵略的外来種 ランタナ
ピンクや黄色の小さな花がたくさん集まった小さなアジサイみたいな植物、それがランタナ。
普通に道端や藪で見かけるが雑草にしては綺麗だし、お庭で堂々と花を咲かせていたりもする。こいつはいったい何者なのだろうと思っていたら、一応園芸種らしいです。
観賞目的で育てられるものだと言うことです。
ただ、ランタナは繁殖力が強く世界の侵略的外来種ワースト100にされているという一面もあります。きっと、そこらで見かけるのはどこかのお家で育てていたものが逃げ出したものなのでしょう。
野良ランタナですね(笑)
覚えておきます。
ちなみに世界の侵略的外来種ワースト100に入っている植物で身近なものとしてはイタドリとクズがありました。
イタドリはイギリス、クズはアメリカで嫌われているらしいです。
どちらも蜜源植物です。
これはこれで興味深いので覚えておくとよさそうです。
もう一つ、ランタナの和名はシチヘンゲ(七変化)というのですが、それは咲いた花の色調がだんだんと変わっていくからだそうです。
もしかしたら色とりどりの花が咲いているように見えるのは、単に古いものと新しいものの差なのかもしれません。
今度、ランタナを見かけたらチェックしてみることにします。
ランタナの蜜源植物としての価値
ランタナの蜜源価値は不明です。手元の本にはランタナに関する記述が見当たりませんでした。
ランタナはヤブガラシ(ブドウ科)に似ているので、てっきり仲間だと思ったのですが違いました。
クマツヅラ科です。
クマツヅラ科というのはあまり馴染みがないのですが、クサギやヒメイワダレソウの仲間になります。
ヒメイワダレソウというのはリッピア(リピア)のことで、土手やら庭やらにグランドカバーとして植えられる蜜源植物です。
言われてみればランタナの花とリッピアの花は似ている気がします。
リッピアの花にはミツバチが結構くるので、もしかしたらランタナにもミツバチがくるかもしれません。
以後、注意してみてみようと思います。
もう1つ、ランタナとは直接関係ないのですが、同じクマツヅラ科のクサギについて興味を深い記述を見つけました。
クサギの花粉は紫色をしているみたいです。
しかもうっすらとした紫ではなく、ガッツリした紫です。
クサギの花期には金髪(体毛)に紫のボンボン(花粉団子)をつけたヤンキーチックなミツバチがみられるかもしれません(笑)
覚えておきます。
まとめ
- ランタナは園芸種だが侵略的外来種(野良がいる)
- イタドリ、クズも侵略的外来種
- ランタナの花は色調が変わる(しちへんげ)
- ランタナの蜜源価値は不明
- ランタナはリッピアとクサギの仲間
- クサギの花粉は紫色(ヤンキーミツバチ)