ずーと前に使って、そのまま残っている古いタネってありますよね。
有効期限が過ぎてしまっているだけでなく、そもそもタネの寿命と言われる年数を過ぎているようなタネです。
そんなタネでもちゃんと発芽するということを知りました。
毎年タネは新しいものを使う・・・ というのも良いですが、手許に古いタネがあるのなら、試しに古いタネを使ってみるのも良いかもしれませんね。
発芽した古いタネ
9月の上旬に秋冬野菜のタネまきをしました。
タネまきしたのは大根(だいこん)、ミニ白菜(はくさい)、小カブの3種類で、それぞれ数年前に有効期限が切れています。
有効期限は短いもので2年、長いもので5年ほど過ぎていました。
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- 大根(だいこん) 有効期限2016年5月末日
- ミニ白菜(はくさい) 有効期限は2013年5月末日
- 小カブ 有効期限は2014年10月末日
しかも、保管方法は適当。
使った後に、タネ袋をくるくると丸めて輪ゴムで止めただけのものを、冷蔵庫にも入れず常温で放置してあったものです。
ちなみに大根、白菜、カブは、タネの寿命がだいたい2〜3年くらいと言われています。
なので、大根はまだしも、白菜とカブはすでにタネの寿命が尽きている可能性が高いです。
白菜なんて5年前ですからね・・・ まあ、常識的に考えれば芽が出るとは思いませんね(笑)
でも、そのまま捨ててしまうのは勿体無いので、試しに播いてみることにしたのです。
関連記事>>>野菜の種(たね)の有効期限のはなし
まあ、ダメ元なので発芽しなければしないで別に良いのですが、まき直すにしても早い方が良いかな・・・ と、タネまきからちょうど1週間、発芽状況を確認しにいくことにしました。
その結果・・・・
無事、3種類とも発芽してました ^ ^
一部、日当たりの良くない場所では発芽を確認できませんでしたが、概ね発芽しています。
播いた数と発芽の数をちゃんと数えたわけではないので、発芽率云々はわかりません。
でも、一つのまき床から複数の芽が出ていたので、たまたま一粒だけ寿命が尽きずに生き残っていた・・・ というわけではなさそうです。
それぞれ年単位で有効期限が切れてますし、ミニ白菜なんて5年も前に有効期限を迎えています。
有効期限 = 寿命ではないにしろ、さすがに5年も経てばタネの寿命は尽きているだろうと思っていたのですが・・・ 結構いけるもんなんですね。
ちなみにタイトル写真が今回タネまきして発芽したミニ白菜です。
ちょっと虫に食われてしまいましたがちゃんと発芽していますよね ^ ^
このように、保管方法もダメダメで、有効期限どころか寿命と言われる年数すら過ぎていたタネでも発芽することを知りました。
もし手元に古いタネがあるのならば、十分に発芽する可能性があるので、新しいタネを買いに行く前に、ものは試しで播いてみるのはありだと思います。
まあ、過度な期待をするのはどうかと思いますが・・・ 。
タネまき後に被せる刈り草のこと
手元にある有効期限を過ぎた古いタネでも、普通に発芽することを確認できたので、新しいタネは買いに行かずに同じタネを別の畝(うね)に追加で播くことにしました。
というのも、様子を見るのに被せておいた刈り草をいじったら、せっかく出てきた芽をだいぶ傷つけてしまったからです(泣)
刈り草に埋もれた芽は虫にやられた形跡もあったし、タネまき後に刈り草かぶせるのはやめた方がいいのかもしれませんね。
少し検討します。
そんな感じで、発芽したはいいけど、これからダメになってしまう可能性があったので、念のために追加でタネまきすることにしました。
まあ、まだまだ畝も空いてますしスペース的には問題なしです。
せっかくなので、コンパニオンプランツを狙ったタネまきをして見ました。
サニーレタス、小カブ、中葉春菊、ミニ白菜の順でスジまきし、もう一度同じ順で繰り返しました。
アブラナ科をキク科で挟むようなイメージです。
アブラナ科とキク科はお互いがお互いの害虫を遠ざけると言われています。
それプラス、刈り込んだレモンバームの葉っぱをタネまきした畝に敷いてみまいた。
レモンバームがもしかしたら虫を遠ざけるかもしれないと思ったのです。
ちなみに根拠はまったくありません。
レモンバームが虫食いもなく青々と茂っていたのをみて思いついただけです(笑)
せっかく畑に行ったので、ニンニクを植え付けて来ました。
前シーズンに作った自家採種?ニンニクです。
分厚く敷かれた刈り草をほじくって、土の部分にお尻から押し込みました。ニンニクの薄皮は向いてあります。
なんとなく巣ごもり風な感じに仕上がりました ^ ^
学んだこと
- 有効期限が切れていてもタネは発芽する。
- タネまき後に刈り草はかけないほうが良いのかも・・・
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