ジャガイモの種芋を切る理由を知る

ジャガイモの切り口

春のジャガイモ栽培を始めるにあたり予習をしていたら、とても興味深いことを知りました。

ジャガイモの種芋をカットして使うのは植え数を増やすためではない

ということです。

種芋を切ることを「いも切り」というのですが、いも切りをすると種芋の数が増えるので、てっきり種芋代を節約するためにやることだと思っていたのですが、実はそうではないのです。

真の目的は別にありました。

種芋はなぜ切るのか、その理由とそれを踏まえて今後はこうしようと思うことを書き留めておきます。

種芋はなぜ切るのか

芋きりをする真の目的、それは芽かきの手間を減らすということです。

正直、想像もしていませんでしたが、言われてみると「確かに!」 ですよね。

ジャガイモはあっちこっちから芽(茎)が出るので、種芋が大きいと必然的に出てくる芽(茎)の数が多くなる。

芽(茎)の数が多いと当然芽かきの手間が増える。

だったら最初から芽が少なくなるように小さくカットしてから植えれば楽じゃね・・・ という発想です。

かしこい。

芽かきは一つ二つなら大した仕事量ではないですが、畑一面に植えたジャガイモにするとなったらかなりの重労働になると思います。

だって、腰をかがめて茎をつかんでちぎってを1株ずつ、数十株、数百株やらないといけないのですよ。

やってられませんよね。

私なら嫌。

それをしないで良くなる、減らせるというのならそれは相当なメリットだと思います。

種芋を切る、いも切りというのはそのために必要な技術なのです。

でも、逆にいうと家庭菜園みたいにちょっとしか植えないのなら必要のない技術とも言えます。

ノーリスクなら良いですが、切ることで病気や腐敗のリスクが増えないとも言い切れないですからね。

そう考えると、いも切りというのは

プロ(農家さん)にとっては「した方がいいこと」だけど、家庭菜園の場合は「してもいいこと」

くらいに思っておけば良いのかもしれません。

種芋の数を増やしたい、芽かきの手間を減らしたいなら「してもいい」し、自分にはどっちも必要ないというのなら「しなくてもいい」ということです。

ジャガイモの栽培マニュアルには「種芋は切るのが当然」みたいに書いてありますけどね。(そう見えるのは私だけ?)

種芋を切る、切らないは自分の置かれた状況にあわせて決めるべしです。

切らない方が良い品種

また、種芋の中には「切らない方が良い」とされる品種もあるので注意が必要です。

これは「秋に植えるときは腐りやすいから種芋を切らないで使いましょう」という話ではなく、「春だろうが秋だろうがその品種を育てるときは切らないでね」という意味です。

その品種とはインカシリーズのことです。

インカのめざめとかインカのひとみとか名前にインカのつくやつですね。

これらは切って使うと消耗しやすいらしく、丸のまま(全粒)で使うことが推奨されています。

北海道農業研究センターの資料をみると、インカルージュ(北海98号)、インカのひとみ、インカのめざめの「栽培上の注意」にそのような記述があります。

要注意です。

インカシリーズの種芋を買うときには「入り数」をチェックすべしです。

というか、インカシリーズは日本で開発されたものだったのですね。てっきり、アンデスからやってきている在来種的なものだとばかり思ってました(笑)

まとめ

    • いも切りは種芋の数を増やしたいとき、芽かきの手間を減らしたいときに「してもいいこと」であり、別に「した方がいいこと」ではない。
    •  インカシリーズのように切らない方が良い品種もあるので注意する

 

以上、ジャガイモの種芋を切る理由を知る でした。

いも切りってしないといけないのかなと思っている人の参考になればと思います。

では、また^ ^