この記事は、ぼかし肥料を作るならこうした方が良いよということを紹介します。
家庭菜園で使うために、おうちで精米したあとの米ぬかを使ってぼかし肥料を作りました。
いつになく真面目に材料の分量を測ったりしてみたのですが、結果はイマイチ・・・。
でも、失敗は成功のもと。
次回につなげるため、このときの作り方や失敗したなと思うポイントを書き留めておくことにします。
ぼかし肥料の作り方と仕上がり
2018年9月某日、部屋を片付けていたら、冬に作ったぼかし肥料が出てきました。
作ったのが寒い時期だったので、あったかい方が微生物的に良いかなと、材料を容器に入れたあとに日当たりの良い部屋に転がしておいたのです。
完全密閉したので、まったく匂いがせずにすっかり存在を忘れていました(笑)
今回のぼかし肥料のデータと作り方はこんな感じです。
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- 作成日 2018年2月8日
- 材料 米ぬか4:油粕1:苦土石灰1、材料の重さの1/10の水
- 容器 味付け海苔のプラ容器+ビニール袋(二重)
- 重量 514g(容器ぬき)
- 保管場所 日当たりの良い南向きの部屋の窓辺
ぼかし肥料の作り方には嫌気発酵と好気発酵の2タイプがあるみたいですが、私は嫌気発酵で作りました。
理由は簡単だから。
だって材料を詰めて放っておくだけですもん。
簡単ですよね。
1. すべての材料を混ぜ合わせる。
2. 容器の中に入れたビニール袋に押し付けるようにギチギチに詰める。
3. ビニール袋の空気を抜いて、口を紐を使ってぴっちりと縛り上げる。
4. 容器の蓋をセロテープで目張りする。
5. 放置する
これだけです。
簡単でしょ ^ ^
作ったことすら忘れていたのに、いざ見つけたら中身が気になって仕方がありません。
とはいえ、部屋で開けるのは危険です。
なぜなら、失敗したボカシ肥料はドブのような臭いを放つからです。
部屋で開けて、もしもそのような臭いがしたら・・・ 危険ですよね。
畑に持って行って開けてみることにしました。
ボカシ肥料が詰まった容器を外から見ると、所々に白っぽくなっているところがあります。
白っぽくみえるのが水蒸気のせいなのか菌糸なのかは外観からは判別できません。
目張りのおかげで匂いもしません。
完全な無臭です。
だからこそ存在を忘れちゃったんですけどね(笑)
さっそくセロテープを剥がして容器の蓋をあけると・・・
おおっ!
パンが発酵したときの匂いに似た甘酸っぱい匂いが漂います。
表面をみると、うっすらと白っぽいものがあって良い感じです。
なんで赤い色が出ているのかはよくわかりませんが、とりあえず第一印象は悪くないです。
指で突っつくとみっちりとした弾力があります。
容器をひっくり返しても叩いても出てこないので、指でほじくり出すことにしました。
こんな感じです。
ところどころに固まりが残りますが、手で揉むとホロホロと崩れます。
でも、中心部分に近いところはあまり白くなっていません。
ちゃんと分解されきっていない感じがしました。
まあ、大失敗というほどではないが、成功したと胸をはっていえるほどでもない。
失敗寄りの成功といったところですかね。
失敗の原因は何か?
今回のボカシ肥料の出来がイマイチだった原因には心当たりがあります。
透明のケースで日当たりがよい場所に保管していたことです。
私としては良かれと思ってやったことなのですが、多分これが失敗の原因だと思います。
だって、これってよく考えたら農家さんがやる太陽熱土壌消毒と同じような状態だからです。
太陽熱土壌消毒とは水を撒いた畝に透明マルチをかけて直射日光に長期間さらすことで、地熱をあげて土の中の病原菌やら雑草の種やらをやっつけるやつです。
水分を含んだボカシ肥料の材料を透明ケースにいれて日当たりの良い場所に置いておいたら・・・ねえ。
有機物を分解するために、増やさなければいけない微生物を逆に減らしてしまっていたような気がします。
やる前に気づけよって話ですね。
ぼかし肥料は涼しくて日の当たらないところで保管すること!!!
次回は注意します(泣)
以上、失敗から学ぶぼかし肥料づくりでした。
では、また ^ ^
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