畑のカラス対策に釣り糸を使ってみた

ソラマメと小麦 栽培

今回は家庭菜園の話です。

5月某日、ソラマメがカラスにやられました。

基本、家庭菜園にお金はかけたくないスタンスなので、防鳥ネットを使わずに手近にあった釣り糸でカラス対策をしてみました。

以下、その詳細と結果です。

畑のカラス対策

今回、カラス対策に使ったものは、ナイロンの釣り糸(たぶん3号)とダンポールです。どちらも元々ウチにあったもので、釣り糸はハゼ釣り用ビギナーセットについていたリールから、ダンポールは防虫ネットを張るのに使ってたものを流用しました。

これらを使ってやったことは「ダンポールを支柱にして畝に釣り糸を張り巡らせる」ことです。

釣り糸は

    • 畝をまたぐように張る
      • 向かい合わせのダンポールのトップ同士を結ぶように張る(平行な線)
      • 適当に選んだ2本のダンポールの中央付近(ソラマメの頭くらいの高さ)同士を結ぶように張る(斜めの線)
    •  畝をぐるっと囲うように張る
      • 地ぎわ(*畝のトップではない)から10センチくらい上に、間隔(15センチくらい)を開けて2本。

こんな感じで張りました。

完成形は、畝の上の方には平行や斜めに釣り糸が入り乱れた状態、下の方は畝が釣り糸でぐるっと二重に囲われている状態になります。

 

結局のところ、カラス対策というのはいかにカラスに「あそこはなんか嫌・・・ 」と思わせるかという話だと考え、このようにしてみました。

きっとカラスも羽を広げた状態だとひっかりそうなよく見えない障害物(釣り糸)が張り巡らされている場所には行きたくないかなと。

だって、羽が傷ついたら野生動物としてアウトですからね。機動力が落ちたら最後、捕食者の餌食になってしまいます。なので、上の方、空中は彼らが羽を傷つけるリスクを感じるように、羽を広げた状態では通れなそうな幅や動線を切るような位置に釣り糸を張ってみました。

ちなみに支柱にダンポールを使うのも、この目線からです。

ダンポールは風でビヨンビヨンなりますよね。その動きを使って釣り糸も動かしたらどうだろう・・・ という発想からのダンポールです。

カラス目線で考えたら、動く障害物と動かない障害物、どっちが嫌でしょうか? 当然、動く方ですね。身体を引っかけるリスクが高くなりますから。

ということで、支柱にはダンポールを使うことにしました。

また、彼らは徒歩でも侵入してくるので、その対策として地面に立ったカラスの胸らへんと顔らへんにくるように2本の釣り糸を張ることにしました。

これ、2本なのがキモです。

きっとカラスは1本なら跨げますが、縦方向に2本あったら跨げません。なぜなら、1本目をまたぐと同時に頭を下げて2本目をくぐらないといけないからです。

そんな曲芸じみた動き、野生のカラスはしないだろ・・・ そう考えてこんな張り方をしてみました。

釣り糸の効果は・・・

こんな感じで畝のあちこちに釣り糸を張り巡らせた結果、カラスはうちのソラマメに寄り付かなくなりました。

カラス対策をしてから収穫するまでの2週間、まったく被害なしです。食い荒らしたあとも、釣り糸を切られた様子もありませんでした。

別にうちのソラマメの出来が悪かったわけではないですし、この間もお隣の菜園ではカラスの被害が続いていたことを考えると、今回の釣り糸によるカラス対策は効果があったと考えて良いかと思います。

 

カラス対策には釣り糸とダンポール。

いつでもどこでも有効かはわかりませんが、少なくともうちの菜園のソラマメが守れたのは事実です。なので、しばらくはこのコンビネーションを軸にカラスやら動物やらの対策を練っていこうかと思います。

以上、畑のカラス対策に釣り糸を使ってみた話でした。

では、また ^ ^

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