11月の3連休に本栖湖キャンプ場に行ってきました。
はじめて利用したのですが、焚き火メインのキャンプするには絶好のキャンプ場で、家族で焚き火を囲んで肉を焼いたりマシュマロ焼いたりと、とてもゆったりとした時間を過ごせました。
以下、そのときの様子です。
注)本栖湖キャンプ場の営業期間は11月末日までです。
2019シーズンは2020年1月15日まで暫定営業しているそうです(2019年11月28日現在)。トイレ等の制限もあるようなので、詳しくは本栖湖キャンプ場のオフィシャルサイトをみてください。
本栖湖キャンプ場の混雑ぶり
利用したのは2018年11月、3連休の中日で1泊2日の利用です。
本栖湖キャンプ場のオフィシャルサイトをみると、テントエリアは事前予約の必要なしとなっていましたので、電話もせずに直接現地にむかいました。
富士吉田で食材の買い出しと早めのお昼ごはんをすませてきたので、現地に到着したのはお昼ごろです。(関連記事:創業60年の吉田のうどん屋さんにいってみた つるや食堂 山梨県富士吉田市)
この時点では引くほど混雑していました・・・ 。
道路からみえる広場にはカラフルなテントがたくさん設営されています。お盆やGWほどではありませんが、とても11月のキャンプ場とは思えないほど賑わっていました。
管理棟で「予約していないのですがキャンプ場の利用はできますか?」と尋ねると、感じの良い管理人さんが「大丈夫だよ!これ書いてね」と愛想よく受付してくださいました。
受付をしながら管理人さんとお話ししたところ、3連休の初日である11月23日は200組のキャンパーが入ったらしいです。
でも、そのうちの8割は1泊なのでチェックアウトの12時をすぎれば空いてくる予定だとのことでした。
ただ、近隣のキャンプ場であぶれたキャンパーが流れてくる場所でもあるので、夕方になると混み始めるかもしれないとも言っていました。
とてもお話好きの方でキャンプ場の近況や道路の凍結状況だとか色々と教えてくれました。
管理人さん曰く、今年の混み具合は異常だそうで、普段の年はこの時期にこんなに混雑しないとのことでした。おかげで普段なら夕方には帰るのに泊まらないといけないんだよと笑ってました。
本栖湖キャンプ場は車の乗り入れOK
管理棟の横にある車道です。左奥の茶色の屋根の建物が管理棟で、道の正面に売店があります。ちなみに右にあるのは炊事場です。
今回はじめての利用だったので、管理人さんにいろいろ教えてもらいました。
ざっくりいうとキャンプ場は3段の松林になっているから、まずはキャンプ場の真ん中をとおる車道を使って車で良さそうな場所を探すと良いとのことです。
ただ、バンガローエリアにテント張るのは遠慮してねとも言われました。
あとは観光駐車場のトイレは夕方になると閉めちゃうからその辺も考えたほうがよいよとも言っていました。
本栖湖キャンプ場は敷地が広いのですが、炊事場やトイレは管理棟の周辺に集まっているのです。
だから敷地の奥にテントを設置すると観光駐車場のトイレを利用することになるのですが、それが夕方には使えなくなるので注意しなよということです。
アドバイスに従い、管理棟の横の車道を使ってキャンプ場を一周して見たのですが、まだ撤収中のキャンパーが多くて良さげな場所が見つかりませんでした。
なので、とりあえず空き地に車を停めて徒歩で探すことにしました。
目指すは「窪地でない平らな場所で車が横付けできるひと気のない」ところです。車道からだと死角が多くて見つからなかったのですが、徒歩だと条件に合う場所がすぐに見つかりました。
キャンプ場の案内図に「全域テントエリア」とかかれた場所の管理棟よりで、炊事場はちょっと遠くなりますが、トイレは近いし中々良い場所です。
本栖湖キャンプ場は大きな木がたくさん生えている
今回のキャンプの主たる目的は「うまい肉を炭火で焼いて食す」だけです。他にやることもないのでのんびりとテントとタープを設営します。
タープとテント、焚き火台や炉をどこに設置するかを子どもと一緒にああでもないこうでもないと何度もやりなおしました。
これもキャンプの楽しいひとときです。
本栖湖キャンプ場はフリーサイトなので仕切りがありません。でも、大きな木がランダムに生えていたり、地面に起伏があったりするので、お隣キャンパーとの距離が自然にとれて良い感じでした。
本栖湖キャンプ場からみえる富士山
無事にテントの設営を終え、晩ごはんまですることもないのでお散歩がてら本栖湖をみにいってみることにしました。
本栖湖キャンプ場は「本栖湖」とついてはいますが、林の中にある林間キャンプ場です。
とはいえ、本栖湖の周回道路を挟んで徒歩で数分の距離です。
なので、カヌーや釣りなど本栖湖で遊ぶのに不自由はなさそうですが、湖畔にテントを張ることはできません。
キャンプ場のサイトはすべて湖とは道路を挟んだ林の中なので注意が必要です。
そして、本栖湖キャンプ場からは富士山が見えません。
これに関しては、事前情報で知っていたので別に期待もしていなかったのですが、本栖湖を見に行ったあと、キャンプ場に戻るために振り返ると、少しだけ富士山の姿をみることができました。
頭だけなので本当に少しですけどね。
写真で見ると富士山の下に見えている森が本栖湖キャンプ場です。立地的にキャンプ場の中からはどうやっても富士山を見ることはできません。
まあ、「富士山を眺めながらキャンプをしたい」ときは、朝霧高原に行けば良しです(関連記事:朝霧高原で富士山をみながら冬キャンプ 静岡県富士宮市)
本栖湖キャンプ場のシャワー室
お散歩ついでにキャンプ場を探索していたらシャワー室を見つけました。野外にあるのでこの時期に使うにはちょっと寒そうです。
本栖湖に温泉施設はないようで、お風呂に入りたいときは西湖や河口湖の方に戻るか精進湖の先、甲府に抜ける道沿いまでいかないといけなさそうです。
それか下部温泉までいけば良さげな温泉がありますが、ちと遠い。
温泉好きとしては下部温泉に魅力を感じますが、往復の時間を考えると・・・ 。
結局、翌日にチェックアウトしてから甲府の温泉にいくことにしました。(関連記事:街中でドバドバの源泉かけ流しがあじわえるところ 深雪温泉 山梨県笛吹市)
ちなみに、世の中にはヌクヌクと温泉につかりながら冬キャンプができるキャンプ場もあります。(関連記事:伊豆の河津七滝オートキャンプ場で冬キャンプ 気にすべきはサイトの電源ではなく「すのこ」です)
本栖湖キャンプ場のトイレ
炊事場やトイレなどの設備は全体に古かったです。
3連休で混雑していたせいか、炊事場の清掃が行き届いていないなと感じることもありました。
それでもキャンパーの食べ残しがシンクに残っているという程度なので、個人的には許容範囲です。
凍結で水道が使えないということもありませんでした。
トイレは水洗でちゃんと洋式もあったので問題なしだと思います。というか、トイレットペーパーのストックがたくさんあったのでむしろ好印象です。
連休にキャンプ場を利用すると、早朝、スタッフが清掃に入る前のトイレはトイレットペーパーが少なくなっていてビビることがあるのですが、本栖湖キャンプ場はトイレットペーパーのストックががたくさん置いてあったので安心できました(笑)
本栖湖キャンプ場は直火OK
本栖湖キャンプ場は直火OKです。個人的には焚き火が好きなだけで、直火に対してのこだわりはありません。なので、直火OKのキャンプ場にいっても普段は焚き火台を使っています。
でも、このキャンプ場では直火のほうが楽しかったです。
なぜなら石が使い放題だったからです。
そんなの河原のキャンプ場ならおんなじだろと思われるかもしれませんが、本栖湖キャンプ場で使える石は例の溶岩の固まったやつなのです。
そこら中に転がっていますし、だれかが組んだ「かまど」もそこら中にあります。
なにが良いかというと、普通の石と違って大きくても軽いし、いろんな形のものがあるので、かまどを作ったり炉をつくったりするときに自由度が高いのです。
子どものブロック遊びみたいなものです。
自分たちで作った特製の炉で焚き火をする楽しさ。
ハマります。
ちなみに今回はロケットストーブ的なものを作ってみました。
焚き火台では炭火をつかって肉を焼き、横に作った炉でやかんを使って湯を沸かしました。
朝は炉にスキレットを置いてベーコン焼いてみました。
まとめ
本栖湖キャンプ場はこんなところでした。
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- 湖畔にテントを張れない
- 富士山が見えない
- 11月でもけっこう混雑している
- トイレなどの設備は古い
- 直火OK
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溶岩石? をつかった自作の炉で遊べるし、林間サイトなのでまきやら松ぼっくりが使い放題で、焚き火メインのキャンプに向いていると思います。
個人的にはすでにお気に入りのキャンプ場です。
まだ一回しか行ってないんですけどね(笑)
なにより焚き火が楽しかったので、冬キャンプにはもってこいだと思うのですが、残念なことに本栖湖キャンプ場の営業期間は4月から11月いっぱいなのです。
せっかく良い冬キャンプ場を見つけたと思ったのに(泣)。
ただ、今回行って気になったのが、11月の終わりなのにキャンプ場が混雑していたことです。
冬のこの時期にこの混み具合って・・・ 。
富士山も見えないし湖畔にテントも張れない。しかも冬。きっと空いているに違いないとタカをくくっていたのですが、管理人さんも驚くくらいの混雑ぶりでした。
ゆるキャン△効果なのですかね?
本栖湖周辺が混んでいるのか、冬キャンプ自体がブームなのかわかりませんが、聖地ではない本栖湖キャンプ場でこの混雑ぶりです。
本栖湖をはさんで向かいにある「ゆるキャン△の聖地」はいったいどうなっていることやら・・・ 。
怖っ。
ゆるキャン△の聖地にも行ってみたいですけど、この様子だとしばらく近寄らないほうがよさそうです。
はじめてきたので失敗したな・・・と思ったことは、別記事にしたので興味があったらどうぞ(関連記事:山梨県の本栖湖キャンプ場 実際に利用してみて思った「次はこうする」)
以上、本栖湖キャンプ場で冬キャンプをしたときのことでした。
では、また^ ^
ちなみにキャンプの前は、富士吉田のB級グルメを食べにいき(関連記事:創業60年の吉田のうどん屋さんにいってみた つるや食堂 山梨県富士吉田市)、
キャンプの後は温泉に行きました(関連記事:街中でドバドバの源泉かけ流しがあじわえるところ 深雪温泉 山梨県笛吹市)。